世界を照らす光《伊勢神宮の外宮の御垣内参拝で見えた景色》

2025年6月に伊勢神宮の内宮の御垣内参拝をさせていただいた時、御祈りをしている間に見えた世界をあまねく照らす光をみんなにも見てもらえるように描きました。
（御垣内参拝とは、遷宮の造営資金をお納めすることで、特別に御垣の内側、拝殿の御前に立ち参拝させていただけるものです）

太陽の光はすべての人に等しく降り注いでくれている。
それが届かない、誰かだけ特別扱いされていると感じるのは、自分で拗ねて日陰を歩いているから。
たまに雲がかかったり、歩む中で木陰に入ってしまったときに勝手に絶望してしまうからなのかもしれないなと。
そんな風に感じるくらい、あそこの光はみんなに等しく降り注いでいて、「ああ、だから個人的なお願い事はしないやうに」と言われているんだなと感じました。
この命がこの島に生まれて、今息をしていること。そのことはみんな等しくこの光に祝福されている。
それだけで、「生きる意味」や「生きていていいのか」みたいなものは吹き飛ぶというか、「今い息をして　光に包まれていめいんだよ」という　そんな感じがしました。

その感覚を忘れないうちに、絵にできた１枚です。

《素材》キャンパス
《サイズ》241✕333mm
《詳細》アクリル画の一点ものの絵です